2021年度学術大会開催について(申込フォーム)

日本トランスパーソナル心理学/精神医学会 2021年度学術大会のご案内

 大会プログラムは現時点でのもので随時更新されます。

 

 大会テーマは各自の修行経験(あるいは臨床)をまじえて理論研究の成果をお話してほしいという趣旨から「スピリチュアリティーと現代―臨床(私の修行体験)を交えて」としました。当たり前のことかもしれませんが、スピリチュアリティーについて論ずる場合に思弁的になりやすいので再認識の意味を込めました。分科会を担当される各先生方が大会テーマを自らの関心に沿って解釈してくださればと考えています。

 

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 学会発表申込み 大会事務局(9月まで受付)

ashita8mackie@yahoo.co.jp
静岡市駿河区弥生町6-1常葉大学 D406

054-297-6100


本年度の学術大会の開催を、10月2~3日(土日)静岡市常葉大学草薙キャンパスD棟(JR東海道線草薙駅北口から徒歩5~6分)で予定しています。
 

大会プログラム

10月2日12時半から夕方まで(理事会、講演・シンポジウム1、研究発表1)

12:30分から13時まで修行者の実態やヒマラヤの修行について講演と質疑応答 

ニランジャナ 先生 (Jadavpur大学准教授 文学と比較宗教文化 インドカルカッタ在住)オンライン 通訳:村川先生(関西大学

休憩


10月2日13時15分から夕方まで
シンポジウム1ヨーガと仏教・・・その悟りと修行観

 太田浄慧先生 13時15分から14時

演題:サマディーと公開サマディー

石川勇一先生 相模女子大学教授(臨床心理学)

合田秀行先生 日本大学教授(仏教学 インド哲学

 

10月3日 10時半から午後まで(研究発表2、シンポジウム・分科会、総会、ワークショップ)。

10:30~12:30

シンポジウム2 宗教的経験と精神病・・・統合失調症と無意識

トランスパーソナル心理学は、純粋な宗教体験の研究と同時に、宗教体験と精神病の違い、苦痛を伴う宗教的経験などを研究テーマとしています。統合失調症の臨床において発熱後に精神症状が和らぐとか、統合失調症の精神薬を投与後に発熱し重篤な状態に至ることがある(あるいは前田正先生の言う精神から肉体への症状移動)などといわれます。背後にその原因として無意識的な力の存在が想定できること、また可能であれば宗教的経験と精神病との相違についても明確化したい。

(10:35~11:15)

前田正先生 演題:分析心理学と東洋哲学から見た統合失調症と宗教体験

常葉大学大学院教授 精神科医ユング派分析家国際資格、著作『統合失調症心理療法』では精神症状を高容量の抗精神病薬を使って治療した場合、精神症状が消えても重篤な身体病が出現するケースがあることに注目。精神病を引き起こしている無意識的なエネルギーが存在することを臨床的に裏付ける。)

 (11:20~12:00)

山中康裕先生 (京都大学名誉教授、精神科医、医学博士、 京都大学教育学部長 などを歴任)

塚崎直樹先生 精神科医(依頼中) 

巻口勇一郎(予定) 常葉大学短大部准教授(クンダリニー症候群について)

質疑応答 

 

14時半~分科会 立命館大学大学院 加納友子准教授のグループ(テーマ:ウィルバーインテグラル理論の教育的応用について)ほか

 

大会長挨拶 

 静岡での開催は2度目となります。私の関心にひきつけて大会テーマのスピリチュアリティーと現代について解釈すると、スピリチュアリティーには悟り、クンダリニーの覚醒、修行の危険性(クンダリニー症候群や修行を妨げる様々な要素、カルト宗教問題も含む)などのテーマが含まれている、それが現代社会や個々の日常をどう問い直すのか(人類文明や環境問題との関連を視野に入れて)となります。心地よさを想像させるヨーガも、長期間続ける過程で山あり谷ありの展開を見せることがあります。自分の隠れているものや今まで見てこなかった環境をふくむ全体へと感覚を開き、それが苦痛に思える時期も越えなくてはならないかもしれません。インドのアシュラムに短期滞在するとしばらくは心地よいが、長くそこにいると今度はいろいろな思いが噴き出てきてつらくなると聞いたことがあります。

 クンダリニーの覚醒を伴うスピリチュアルな実践は私にとっては自分や他の暗闇との対面をふくみ苦行の様相を呈しました。それが覚醒すると、上昇しだすためブロックがあるとその解消を迫られました。そのブロックが解けると次のブロックに取り組むべく迫られました。次第に周囲とのギャップを感じたり、クンダリニーの上昇を邪魔するような存在が寄ってくるようにも感じました。それをふくめて随分と私生活の多くをブロック解消に割かなければなりませんでした。そしてこうした過程を熟知してアドバイスのできる人が長い間いなかったのです。多くのクンダリニーの覚醒者が苦戦するのは、各々のブロックの問題もありましょうが、現代の人類文明はそれを適切に扱う知恵を欠いている点があると思います。クンダリニーの覚醒がなければ私は修業には関心を持たなかったでしょうし、何十年も修行のようなことを続けることはできなかった。そしてブロックが解消される過程で、リバウンドのないベジタリアンになれたり、こだわりが減ったりもしました。ヨーガでは悟りのためにクンダリニーの覚醒が欠かせないと考えているようです。仏教ではクンダリニー自体が滅却する煩悩のほうに含まれているような気がしています。そのあたりの違いを、それぞれの立場が生じた必然性を通して個性として理解できれば、このシンポジウムの目的は達成されるのではないかと考えています。

招待講演者紹介

1日目講演者

ニランジャナ デブ先生、

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ジヤダブプル大学で哲学博士取得、比較文学および宗教文化が専門。トロント大学、ロンドン キングスカレッジ 特別研究員。 インドからの移民の実態やインド社会文化について専門とする。マザーテレサのもとで奉仕活動。各地を巡礼しヒマラヤで修業。大学で教鞭をとりながら地域では無料の教室を開催。関西大学の村川先生に通訳をお願いしました。

 

1日目のシンポジウム、講演者

太田浄慧先生。

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大谷大学大学院卒業後、日本で5年間僧侶をされたのちに10年間インドに滞在し、ヒマラヤのナイニタールで数百日という長期間の断食瞑想をし、半身不随の状態になっていたことさえ気にならなかった、むしろ瞑想から戻ることのほうに困難さを感じたというヨーガの修行者の太田氏をお招きし、サマディーの段階やクンダリニーの覚醒、悟りと精神病など大会のテーマについて実体験をもとにして語っていただこうと考えています。石川勇一先生(相模女子大学教授)や合田秀行先生(日本大学教授)に修験道や仏教(初期仏教)、インド哲学の立場からサマディーについてお話しいただく予定です。

 

2日目シンポジウム、

前田正先生

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横浜市立大学医学部を卒業して精神科医となり、大学病院、総合病院、精神科病院で精神科臨床に励む。この間、分析心理学的治療に関心を持ち、臨床心理士となる。京都大学教育学部臨床心理学教室で山中康裕教授のもとで学んだ後、スイス・C.G.ユング研究所に留学し、ユング派分析家国際資格を取得して帰国。その後、精神科病院副院長を経て、2009年4月より常葉大学大学院臨床心理学専攻教授。

ユング派分析家、博士(医学)、精神科専門医・指導医、精神保健指定医臨床心理士公認心理師

 

山中康裕先生

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 京都大学名誉教授 、精神科医、医学博士 精神病に対しての 芸術療法 の重要性を 発見する。 世界精神医学会金賞 をはじめ数々の受賞歴を有する。

 

 コロナウイルスの状況次第でオンライン開催になる場合があります。

大会参加費

会員

大会前納(前日までの振込)参加費4500円(学生会員は2500円)

大会参加費当日払い5500円(学生会員は2800円)

非会員

大会前納(前日までの振込)参加費7500円(学生は4500円)

大会参加費当日払い8500円(学生は4800円)

 

ワークショップは別途になる予定です。

振込先 楽天銀行 アロハ支店(221)普通預金 1924686 巻口 勇一郎(マキグチ ユウイチロウ)   *お振込の確認をもって参加申し込み完了となります

 

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常葉大学草薙キャンパスマップ(JR草薙駅北口・学園口より北へ直進し信号を左折) 
大会ポスター

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年次大会ポスター改訂版